三寒四温
2014.1.15
今日は昨日と比較すれば暖かく穏やかです。 ところで、三寒四温という熟語について、俳句歳時記には下記のように書かれています。
三寒四温: 厳寒のころの冬の大陸性気候の特徴。 三日間厳しい寒さが続いたあとは、四日間やや寒さがゆるむという
現象が繰り返される。 春へと季節が一進一退という意味ではない。
三寒を安房に 四温を下総に 大屋達治 俳句歳時記 第4版 冬 角川文庫
三寒四温とは、春へと季節が一進一退するという意味と思っていたのですが、そうではないと知ったのは、数年前に北京を旅行した時でした。 Sさんという日本語が堪能な三十代くらいのガイドさんが、三寒四温とは、、厳寒のころの冬の気候の特徴で、三日間厳しい寒さが続いた後は、四日間やや寒さがゆるむという現象が繰り返されるというお話をしてくれたのでした。 その時は、ガイドさんが間違っていると思ったのですが、その後俳句を始めて歳時記を読んでいた時、三寒四温の説明が、あのガイドさんが言った通りだったので、ガイドさんが正しいことがわかりました。 ところが、ある辞典では、わが国では、立春過ぎに、少しずつ暖かくなり、春めいてくるさまをいう、とあります。 さあ、三寒四温とは厳寒のころの気候なのか、初春の気候なのかどちらなのでしょうか。
ところで、私は下総(しもうさ)と呼ばれる地域に生活をしていたことがあったのですが、冬は雪も積もりますし、空っ風も吹いて本当に寒いのです。 そのように寒い日々には暖かい安房(あわ)に住みたいという上記の句を詠んだ作者にとても共感いたします。 さて、明日は営業日です。 また、シフォンケーキのバリェーションの研究に励むとしましょう。
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