世界遺産元興寺
2013.9.25
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昨日、24日の火曜日定休日に、奈良県の世界遺産元興寺に行ってきました。 昨年、少し紅葉し始めていた時、興福寺南円堂から元興寺を巡りました。その時に元興寺の建物が背の低い植物に囲まれているのに気づき、それらが、萩の一群であることを教えていただきました。 すでに紅葉の時期であったので、萩の花はすべて落ちていましたが、この一群の萩の花の盛りをぜひとも見てみたいという思いがつのり、その思いを、昨日とうとう実現させたのでした。
それと,境内の北西の石塔群を見渡せる場所で、その場所から見上げると、堂の屋根がよく見れる場所に、一本の木札が立っていたのですが、その木札にリズミカルな七五調の歌が墨書されていました。 その木札に書かれていた、 百済(ペクチェ)と桔梗(トラジ)は理解できたのでしたが、歌全体の意味がわからず、でも、その歌のリズムがよく、この一年間、その歌のことが気になってしかたがなく、萩の盛りに、歌を確かめに行ったのでした。 今回、しっかりと、その木札の歌をメモしてきました。 木札には、「百済(ペクチェ)葺き眼下の浮図田桔梗(トラジ)咲け」 と、書かれていたのです。(ぺくちぇぶき がんかのふとでん とらじさけ) お寺の方のお話では、元興寺のご住職のお歌だということでした。
浮図田(ふとでん)とは石塔群のことで、「石塔群の桔梗(トラジ)よ、咲けよ、その上の屋根には百済の瓦博士が造った瓦が葺かれている。 遠い昔の百済の瓦博士が造った瓦で葺いた屋根の下の浮図田のトラジよ、咲けよ」、という意味の歌だ、ということがわかりました。 wikipedia によると、桔梗は日本、朝鮮、中国、東シベリアで見られるそうです。
桔梗(きちかう)の百済瓦(くだらかわら)と睦むかな 厚女
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