紅茶専門店 Anna Maria

仏歯寺    Temple of the Tooth

 仏歯寺   Temple of the Tooth

2014.2.26

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国花の睡蓮をこのように開いて供花する

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仏歯寺の前のお供えの花を売るたくさんの店

 

 

 

 

 

 

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トランペットと太鼓を打ち鳴らし、寺内を練り歩く

 

 

 

 

 

 

 

ゴーダマ・シッダールダ・ブッダ(お釈迦様)の歯が安置されている仏歯寺を訪れました。

 

訪れる前は、歯を信仰の対象にするということに抵抗を感じていましたが、 釈迦は実在の人物であり、私達日本人が、近親者の骨を埋めてあるお墓にお参りするように、この国の人達は実在した尊敬するべき人(ゴータマ・ブッダ)への深い敬慕の念を持って、歯をお祀りしているように思いました。

 

実際、仏歯が祀られている内陣の前に立つと、不思議な感動を覚えました。 ゴータマ・ブッダが入滅したのが紀元前5世紀で、スリランカにはインドから直接に仏教が伝来し、それも、紀元前3世紀といわれています。 一方、日本には、大陸から半島を経て紀元5世紀になって仏教が伝わりました。 日本人にとって、ゴータマ・ブッダは実在の人というより、お釈迦様、あるいは仏様であり、仏様の歯を拝むということに違和感を感じるのは起こりうることであると思いました。

 

お寺に入る前に参詣者はお供えの花を買い、歯を祀ってある内陣前のお供え台に、食べ物(供物)と一緒にお供えします。

 

日本と違うところは、線香をあげずにその代り、供花に手を軽くつけ手を合わせ、又、手に花のかおりを移すがごとく、或いは不浄なる身体を清めるがごとく、供花に軽くふれ、手を合わせることを繰り返すのでした お花は、スリランカの国花である睡蓮と、その他ランなどがありました。 睡蓮は日本のように束にするのでなく、開花したものをダンボールの台に載せて、それをお供え台に置きます。 私達のドライバーも一心に祈りを捧げていました。

 

プージャという祈りの儀式が日に3回あるようでした。 私たちは朝の儀式に参加しましたが、それでもすごい人出でした。

その儀式には民族衣装を身に着けた楽団(?)がトランペットと太鼓をうちならし大変賑やかでした。

 

儀式が終わるころに楽団(?)は写真のように内陣などのある建物の周りを練り歩きます。 「なんと賑やかな」 と思っていましたが、よく聞いていると、その大きな音は涅槃図に描かれている釈迦入滅を悲しむ、一切衆生の慟哭を伝えているように感じられるのでした。

 

一切衆生(いっさいしゅじょう): 生きとし生けるもの。

 

 

 

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