紅茶とスパイスのハーモニー 嵐山本店のチャイ その3 (シナモン)
2014.8.31
シナモンの写真はこちらのサイトをどうぞ。
原産国はスリランカと南インド。 生産地はスリランカ、インド、東南アジア諸国、ブラジル、ジャマイカなど。
蒸気蒸留して得られる精油の収量は、1.0~2.4%。 精油の主成分はシナミックアルデヒドで、精油中、55~75%を
占め、この成分が胃の働きを高めて、胃液の分泌を促し、消化を助けます。 その他、漢方薬にも使われているように
色々な薬効があります。 甘いものと一緒に使うと、より一層甘味を感じさせる効果があるので、ケーキ、ジャム、
フルーツなどを使用した菓子、コンポートに使われます。 弊店ではチャイにも使用しています。
中国のミックススパイス、五香(ウーシャン)や、カレーパウダーの重要構成成分です。 カレールーがなくても、
クミン、ターメリック、カルダモン、コリアンダーなどがあれば、それらにシナモンを加えて、フライパンで
軽く炒ると、カレーの香りがしてきます。 辛いのが好きな人は、それにチリを加えて、お好みのカレー粉を作る
ことができます。 ルーのようにドロドロしていませんが、 各種野菜を炒めると、野菜のカレー炒めの出来上がり
です。 スパイスには消化を助ける働きを持つものがあるので、適量を使うことによって、食後もお腹スッキリです。
古くから日本にも輸入されていて、正倉院にも保存されています。
学名の Cinnamomum は、Cinein 巻曲する 、amoms 最上の、非難なき
店主 Anna はスパイスコーディネーター協会認定のスパイスコーディネーター マスターです。
参考文献:武政三男著 80のスパイス辞典 フレグランスジャーナル社
なお、紅茶専門店Anna Maria に関する正確な情報は、信頼できる情報源よりどうぞ。
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