紅茶とスパイスのハーモニー 嵐山本店のチャイ その6 (ジンジャー)
2014.9.26
お馴染みのジンジャーです.
原産地 熱帯アジア、インド
生産地 アフリカ、インド、中国、韓国、日本、台湾、ジャマイカ、
ベトナム、西インド諸島、メキシコ
ショウガの花を見たことがありますか? 実は、日本の気候では花を咲かせるのはとても難しいのだそうです。身体を暖める作用があることは、もうみなさんご存じですね。殺菌、抗菌性が高く、消化促進作用もあります。タンパク質分解酵素があるので、下ごしらえに肉によく揉んでおくと、肉が柔らかくなります。から揚げや、豚の生姜焼きなどにおすすめです。 ただし、この酵素は熱に弱いので、下ごしらえの段階ですると効果的です。チャイでは、クローブやシナモンの甘い感じを中和し、キレを感じさせてくれます。 ジンジャー特有の辛み成分は、ショガオール、ジンゲロンという成分により、芳香成分はシトラールという成分によります。 芳香性は産地により、かなり違うそうです。 日本産はシトラール調であり(特に金時ショウガ)、アフリカ産は、*カンファー臭なので、外国でジンジャーの香りに違和感を感じた時は、精油の成分の違いにあるかもしれません。 *カンファー、 ローズマリーにも含まれている成分です。
参考文献 : 武政三男著 80のスパイス辞典 フレグランスジャーナル社 ; 武政三男著 スパイス百科事典 分園社
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